結婚は自立できている人がするものだというのが、私の持論です。結婚まで自立できていなくて、結婚で自立すると考えているとすれば、それは甘く、浅はかです。自立した生活をしていないで結婚した場合は、自立した結婚生活を送るのは非常にむずかしいと考えられるからです。でも、〈自立していなくたって、結構、楽しくやっているじゃない〉って思う人もいるでしょう。〈生活が苦しければ、親に援助してもらったっていいじゃないか〉と思う人も。もちろん、そうです。結婚したからって必ず自立しなきゃならないとは申しません。それは、その人の勝手です。いつまでも親に依存した生活がいい、そうしなきゃやっていけないというのなら、それはそれで、他人がとやかく言うべきことじゃないですよね。私が言いたいのは、自立した結婚生活を望んでいるのなら、結婚してから自立しようと考えていると、それは、かなりむずかしいということです。自立した生活は結婚する前にやっておかないと、結婚後も自立できないことが多いと言いたいのです。そりゃ、何年かの歳月が経てば一応自立することも可能でしょう。その気になれば。それに、親のほうも子供を自立させる努力をすれば。でも、親も子も、結婚前に子供の自立のための努力を怠っていて、結婚を機にいきなり自立することを願っても無理だと思います。